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えびす集団食中毒事件 民事訴訟 和解案示される/富山

 5人が死亡した焼肉酒家えびすの集団食中毒事件で、運営会社と一部の被害者が肉の卸売り業者に損害賠償を求めた訴訟の和解協議が、金沢地裁で開かれました。

 和解案では、肉の卸売り業者が被害者に対し、謝罪する意向であることが分かりました。

 和解協議には、利害関係人として遺族の久保秀智さんと小西政弘さんが参加しました。

 この事件は、2011年4月、富山や福井など4つの県の『焼肉酒家えびす』の店舗で、生肉のユッケを食べた216人が食中毒となり、そのうち5人が死亡したものです。

 県警は、今年2月に運営会社『フーズ・フォーラス』の元社長の男性と肉の卸売り業者『大和屋商店』の元役員の男性を、業務上過失致死傷の疑いで書類送検しましたが、不起訴となりました。

 運営会社と被害者の一部は、店に生の肉を卸していた大和屋商店に賠償金を求める訴訟を金沢地裁に起こしていて、大和屋商店は保険金1億円を被害者全体に支払うことで、和解する意向を示していました。

 遺族側の代理人によりますと、1日提示された和解案には、大和屋商店が事件について「心から陳謝する」との文言で非を認め、初めて被害者に謝罪する意向を示しました。

 一方、和解金については、1億円を被害者全体に分配するとし、具体的な支払い方法などについて進展はなかったということです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160601-00010002-tuliptv-l16

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