畳って、いいよ

畳は1000年以王の歴史を持つ日本固有の敷物です。

近年はフローリングの床が主流となり、畳を敷いた和室が減ったため、畳の表面(畳表)の原料となるイグサの生産も減る一方。

しかし、イグサには集中力アップやリラックス効果、抗菌効果などの良い面がたくさんあることが、専門家の研究で明らかになっています。

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集中力アップにリラックス、抗菌効果もイグサの栽培は40年前の10分の1

国産イグサの産地は熊本県、福岡県、広島県、岡山県などで、9割以上を熊本が占めています。

生活スタイルの変化に合わせて住宅建設会社が洋室ヘシフトしたことに加え、1990年代には安い中国産のイグサが登場したため、2015年度の全国の栽培面積は720ひと40年前の10分の1以下にまで落ち込んでいます。

こうした中、国産畳の良さを訴え続けているのが、畳のある部屋で幼少期を過ごし、研究歴15年以上になる「イグサ博士」の森田洋・北九州市立大学教授です。

森田さんによると、イグサには有害物質を吸収する働きがあり、室内の化学物質に反応して気分が悪くなるシックハウス症候群を防げるほか、病原性大腸菌「O(オー)157」も増えません。

樹木から発散される香り成分も出てくるので、森田さんは「畳は森林浴のように落ち着ける上、子育てにも最適です」と力説します。

さらに、小学5年生と中学1年生を対象に通常の教室と畳敷きの教室で計算問題を解かせたところ、畳教室の方がより多くの問題を解け、集中でき、疲れもなかったとの結果も出たそうです。

日本固有の文化を世界にアピール

森田さんは、イグサの香りを「臭い」と感じる子どもがいることを心配しています。

自宅に和室のない家庭が増えたことが背景にあるようで、森田さんは「畳が現代まで残っているのは、いいものだから。

子どもには、とにかく畳に触れて、その良さを感じてほしい」と話しています。

近年は、色がカラフルな畳だったり人気キャラクターをあしらったり、賄室に合うデザインの畳も登場。

夏は涼しく、冬は暖かい特性を生かし、暑い国に輸出しようとの構想もあります。

全国畳産業振興会の神遵鎌一会長は「2020年の東京オリンピックーパラリンピックで、日本の文化である畳を世界にアピールしたい」と張り切っています。

畳が出来るまで

イグサ

日本、中国、韓国など北半球の温帯地域の湿地や浅い水中に分布する多年生の植物。

畳に使われるのは栽培されたもので、「ひのみどり」など4品種ある。

畳一枚に4000~7000本のイグサの茎の部分が使われている。

畳部屋の掃除は、から拭きで、畳の目に沿って掃除機をかけるのが基本6カビ防止には小まめな換気が効果的。

記事下

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