スパイスを上手に使って健康生活!

 「スパイス」というと、
香り・辛み付け、臭み消しなどの
イメージが強いですが、
実はがん細胞や病原体を
排除したり、
消化吸収を助けたり、
血管や脳などの老化を予防したりと、
さまざまな健康効果が確認されています。
そこで、今回はスパイスのパワーについて
ご紹介します。

活用しなきゃ損!?

◆スパイス(香辛料)とは?

 植物から採取された調味料の一種。
大きく分けると、スパイスは
種や根などを乾燥させたもの。
ハーブ(香草)は葉、または茎です。
中には薬といえるほど
パワーを持つものもあり、
健康のために活用しない手はありません。

◆期待できる効果

 目的別のお薦めスパイスは、
別表を参考にしてください。
ほんの一例ですが、
日常的によく使うものの
効果を挙げてみます。

①ショウガ

生は抗菌作用、加熱すると温熱作用。

抗炎症作用は、
消炎鎮痛薬「エヌセイズ」
と同じほど。

血液サラサラ効果による
動脈硬化の予防。

2型糖尿病の予防・改善。

月経前症候群や月経困難症の緩和。

脂質異常、冷え性、
変形性関節症の改善など。

 魔法瓶などのお湯の中に
スライスしたショウガを
3~4枚入れ、2~3時間以上
たって飲むのが簡単です。

熱でショウガオールという成分に変わり、
体が芯から温まります。
はちみつを入れてもいいですよ。

②黒コショウ

白ではなく黒コショウ。

解毒作用。軽いうつの改善。

栄養素や薬の吸収、効果を高めます。

③唐辛子

カプサイシンという成分が、
運動しなくても脂肪を燃やすため
ダイエット向き。

神経痛や変形性関節症の痛み緩和。
少量であれば胃がんのリスクを半減。

④シナモン

脂質異常
(コレステロールや中性脂肪の異常)の改善。

高血糖、高血圧の改善。

月経困難症の緩和。

⑤ターメリック(ウコン)

高血糖、うつの改善。認知症、
関節症などの予防。ダイエット。

⑥ニンニク

…抗菌、抗炎症。

抗動脈硬化、抗血栓。

高血圧、脂質異常、高血糖の改善。

がん予防。免疫調整。風邪予防。

 他にも、うつや認知症など
神経系に良い「サフラン」、
脂質異常の改善や胃の炎症を
抑える「パセリ」、
一緒に食べたものの消化を促進する
「パクチー(コリアンダーの葉)」など、
挙げればきりがありません。

◆他の食材との組み合わせ

 スパイスは、ほぼ他の食材と
一緒に使用します。

特に健康効果が高い組み合わせが
「ショウガ+緑茶」です(別枠)。

 またスパイスはほとんどが
脂溶性で、油で炒めるとよく
吸収され、効果が高まります。

そこで使いたいのがオリーブオイル。

心血管病のリスク軽減、
脂質異常・高血糖・高血圧・骨粗しょう症
の改善に効果があるという
論文結果が出ています。

 購入する際は、
エキストラバージンオイルの
中でもオレオカンタール、
オレウロペイン、ルテオリン、
チロソール含有の少し青っぽく
ピリッと辛いものを。

価格は若干高めになりますが、
テーブルスプーンで1日2杯程度と、
良いものをちょっと加えることで
オリーブオイルの効果も得られます。

 さらに、カレー粉とケチャップ、
マヨネーズ、中濃ソース、
インスタントコーヒーのいずれかを
適当に混ぜ合わせて、
自家製のスパイシーソースを
作ってみるのもよいでしょう。

◆食べる時の注意点

 スパイスは、既に薬が必要な人の
病気を治すものではありません。

病気の予防や予備軍に対して
効果を期待するもの。

一気に大量に食べてもダメで、
毎日少しずつ、数力月単位で
長く続けることが一番です。

 また古くなり酸化したもので
炎症を起こす場合も。
保存はファスナー付きの袋に
移し替えるなど工夫し、
酸素や湿気を排除し、
早目に使い切りましょう。

 スパイスによっては、
胃腸が弱い人はおなかを
下す場合もあるので、
様子を見ながら無理なく
活用してください。

◆情報は賢く見極める

 現代社会は多くの情報を
入手できますが、
本当に信頼できるかが重要です。

動物実験で効果があっても、
人ではどうか分かりません。

人を対象とした論文も
一つだけなら信頼性は十分でなく、
複数の類似論文を総合的に
評価して判断する必要があります。

 健康食品などでは、
試験結果の平均値ではなく
一番効果が高いデータを使っていたり、
「個人の感想で、効果には個人差が
あります」という表記も多いので、
そこは賢く判断してください。

 スパイスの活用はもちろん、
休日にはスポーツを楽むなど、
生活も工夫しながら、
ぜひ健康で充実した人生を
送っていきましょう。

こんな時にはこのスパイス+α

【疲れ】

ニンニク(豚肉、またはキノコと
一緒に食べるとよりよい)、
クミン、ターメリック、サフラン、
パセリ、ショウガ、酢

【冷え】

ショウガ(加熱したもの)、唐辛子、
ニンニク、シナモン、黒コショウ、
ココア、ネギ、ニンジン、ゴボウ

【肌荒れ】

パプリカ、ショウガ、シナモン、唐辛子、
パセニリ、ナツメグ

【風邪予防】

ニン二ク、緑茶(うがいもオススメ)、
ショウガ、サンショウ

【がん予防】

ニンニク、ショウガ、黒コショウ、
ターメリック、緑茶、唐辛子、シナモン、
カルダモン、サフラン、カレー粉、
ブロッコリー・キャベツ・大根・ワサビ
などのアブラナ科野菜、キノコ、大豆、
トマト、タマネギ

【認知症予防】

サフラン、ターメリック、シナモン、
ショウガ、黒コショウ、緑茶

【脂質異常】

ショウガ、パセリ、シナモン、ニンニク、
緑茶

※薬を服用している方は、事前に医師に
相談してください。

「ショウガ緑茶」なら毎日続けられ、健康効果もWに!

 ★ショウガ+緑茶で期待できる
予防・改善効果……
肥満、高血圧、高血糖、脂質異常、
動脈硬化、認知症、慢性関節炎、がんなど。

〈飲み方〉

○緑茶は茶カテキンの多い煎茶
(他のお茶は向きません)
3㌘(小さじ1と1/2~2杯)と
ショウガ5㌘
(生の場合。粉末なら0.5㌘)に対し、
お湯150㍉㍑程度お好みで。

緑茶の栄養成分を壊さずに取るためには、
80度以下のお湯で入れること。
煎茶はパックでも可。

粉末緑茶なら有機栽培か無農薬がベスト。

○理想は3度の食事の前後1日6杯(上限)。
食前は血糖値の急上昇の抑制、
食後は抗菌作用で口内衛生の保持効果も望めます。

記事下

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