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「山歩き」の楽しみ方

スポーツ

四季折々に豊かな表情を見せる日本の山々-。

澄んだ空気、壮大な景観には心が洗われます。

 

そんな魅力を堪能できる「山歩き」についてご紹介します。

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自然を体感し、リフレッシュ

山の環境は千差万別。同じ山の南側と北側でも日当たりによる環境の違いがあります。

さらに、地方によっても山の個性は異なります。

 

ただ、一様に言える山歩きの魅力は、人工物ではなく、昔から人間が共存してきた『自然』を体感できること。

そして、花鳥風月に触れることで、心もリフレッシュできることです。

また山歩きは、数あるスポーツの中でも、衣食住の全てが備わったスポーツといえます。

衣(専門の衣服)、食(山での食事)、住(寝場所)の三つを楽しめます。

 

そのため、体験すればするほど、面白さや奥深さを実感するでしょう。

 

必須アイテムは『靴』『下着』『雨具』

山歩きに必須なのは「靴」「下着」「雨具」の3点です。

靴はトレッキングシューズ(軽登山靴)をそろえましょう。

ちょっと値が張る方が長持ちします。

専門店に行けば、足の形や歩き方のクセ、自分の目指す山などに合ったトレッキングシューズを店員に相談し、決めることができます。

下着は速乾性素材のアンダーウェアを。

普段、身に着ける服の素材は木綿が主ですが、汗で冷たくなりますし、乾くのに時間がかかります。

そのため、山歩き用のウェアは化繊系が望ましいです。

雨具(レインウェア)も必携。

雨で体がぬれれば体温が奪われ、行動が不能になることも。

夏でも低体温になる恐れがあります。

レインウェアは、雨だけではなく、風や寒さから身を守る防寒具としての役割もあるのです。

レインウエアを選ぶポイントは、安価なビニール製の物やポンチョ型は避け、水滴を通さない防水性と、風をシャットアウトする防風性、さらには、カッパと違って、蒸れることなく汗を発散させる透湿性に優れた物を選びましょう。

できれば、少しでもカラフルな色合いの物がいいです。

いざというときに目立ちます。

派手な色を控えたい人は、せめて上着だけでも明るめの物にしましょう。

合わせて用意しておきたいのはヘッドランプ。

最近はLED使用の物が多くなり、明るく軽量になっています。

光量や角度も調節でき、暗くなった登山道でも十分に使用できるため、もしものことを考えて、日帰り登山でも、ぜひ持って行きたいアイテムです。

その山の山岳ガイドや地図、コンパスも必携です。

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もし、道に迷ったら

昨年の山岳遭難者は3000人を超えています(警察庁発表)。

そのうち、ハイキングなどを含む登山による遭難が75%を占めており、道迷いが最大の原因となっています。

道迷いを未然に防ぐには、”おかしいかも”との感覚が大切。

そう感じるポイントとして、登山道の踏み跡の濃淡に敏感になるごとです。

踏み跡がなかったり、道が細くなったり、草が多く茂っていたら、人の通りが少ない証拠。すぐにコンパスで方角を確かめましょう。

 

道迷いは、特に下山時に多く起こります。

その要因として、登山道は頂上に向かい、道が集約されるのに対し、下山は、道が放散していくからです。

 

また、歩行スピードが速くなり、分岐や道しるべを見逃しやすくなることや、さらにば早く帰りたい、との心理的な要因もあるようです。

 

もし道に迷ったら、原則としては来た道を戻りましょう。

上へ上へと登って行けば、道に迷った(選択を誤った)ポイントにたどり着く可能性が高いからです。

 

コースの選び方

山歩きの場合、山を選ぶことは登山計画の第一歩であるとともに、登山の成否を決定する重要な判断となります。

考え方のポイントとして、大きく5点あります。

 

①体力と経験、技術に合わせて選択

初心者の方は技術や経験が不足しています。
決して無理をせず、郊外の里山歩きから始めて、低山へとステップアップし、経験と技術を高めていきましょう。

 

②初めての山歩きは土日を選ぶ

初めて登る山は、登山者の少ない平日よりも、人の多い土日に登った方が何かあった時に安心です。

 

③季節を考える

長時間歩くコースでは、日照時間が短い冬よりも長い夏の方が余裕をもって歩くことができます。

しかし、深い木々に覆われた山だと、真夏は蒸し署くなり、体力の消耗につながります。
そういった判断も加味して、コースを選ぶといいでしょう。

 

④標高よりも行程時間で判断

どうしても低山の方が登りやすいと思いがちですが、それは、必ずしも正解とは言えません。
標高が低い山でも、コースの途中に難所がある山もあります。

山の標高で判断するよりも、むしろ、行程時間で判断した方がいいでしょう。

初心者であれば、休憩を含めて、片道2、3時間、往復6時間で戻ってこられる山を選びましょう。

 

⑤入山者の多い山を

「山の高さより、人気の高さ」で登る山を選んでください。

入山者が少ない山は、道しるべがなかったり、整備が不十分だったりします。

その半面、人の多い山は、道しるべをはじめとして、コース全般がよく整備されている傾向にあります。

また、人が少ない山というのは、その山を選択する人が少ないということで、難しさの表れでもあります。

逆に、人気があるのは、それだけでいい山である証拠ですし、人も多いため、何かと安心です。

 

プランを立てる

登りたい山を選んだら、できる限り情報を集め、具体的なプランを立てましょう。
その山を知るには、地図が一番です。

国土地理院が地形図を出していますが、地図を読むことに慣れていない場合は、マースタイムや登山道などの状況が記された登山地図を使いましょう。

情報収集の手段として、登山道を管轄する行政の観光課や地元観光協会のホームページ、または山岳ガイドブックや雑誌などがあります。

山や登山道に関する情報以外に、登山口までのアクセスも調べておきましょう。

マイカー利用であれば、駐車場の有無も大切。

車で林道を通行する場合は、季節の要因によるゲートの封鎖期間や、通行時間の制限もありますので、必ず調べておきましょう。

季節によっては、積雪や台風後の状況など、最新の気象情報をチェックしておくことが重要です。

ここに注意!

自分の力ではどうしようもない「自然」が相手であることを忘れないでください。

そのため、注意したいのは「天候」です。

天気予報の情報に従い、天気が悪くなるようなら、「山に行かない」ことが大事です。

その他、捻挫などのケガにも注意が必要です。

登山□では入念なストレッチをしてください。

アキレス腱や膝の後ろなど、主要なスジを伸ばし、硬くなっている体をほぐしてから登るようにしましょう。

ストレッチの方法が分からなければ、ラジオ体操でも十分に効果があります。

 

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