暑くなるこれからの時期は、熱中症への対策も心掛けたいものです。
よく知られている水分・ミネラル分の補給はもちろんですが、普段の生活習慣においても、睡眠不足や朝食抜きは、熱中症の発生リスクが高まるといわれています。
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特に睡眠は、適切な時間の確保とともに、睡眠の質を高めることが大切。
スマートフォンやパソコンの画面を寝る直前まで見ていたり、就寝時間がパラパラであったり
すると、睡眠の質は落ちるといわれています。
今回は、就寝前の時間に布団やベッドの上で手軽にできるストレッチを2種類ご紹介しましょ
う。
就寝前の運動でスムーズな眠りを
就寝前のストレッチは自律神経の一つである副交感神経を優位に働かせ、スムーズな入眠を促
すようになります。
まずは正座の状態で布団やベッドの上に座り、背中を丸めて両腕を前方に伸ばすようにします。
ヨガではチャイルドポーズと呼ばれているこのストレッチは、背中や屑周辺部をほぐし、ゆっくりと呼吸を繰り返すことで心拍数を安定させてリラックス状態をつくり出します。
頭や首、肩、腕の力を抜いて大きく息を吐き、その後、呼吸を繰り返しながら、この姿勢を20~30秒程度保持します。
膝が痛くて正座ができない方は、足を伸ばして座った姿勢で、体を前に倒して行っでも構い
ません。
もう一つは座った状態で行う、すねとふくらはぎのストレッチです。
足を伸ばして座った姿勢をとり、足首を前方に倒しながら、ゆっくりと足の甲を伸ばすようにします。
このとき両膝を床に押し付けるように意識すると、よりストレッチ効果が高まります。
5秒程度伸ばしたら、今度は足首を手前に引き寄せて、ふくらはぎを伸ばすようにします。
こちらも5秒程度その姿勢を保持して脱力し、これを3~5回繰り返します。
ふくらはぎは「第二の心臓」ともいわれ、筋肉を収縮させることで重力に抵抗し、下肢の血流を心臓へと戻す働きがあります。
すねとふくらはぎを交互にストレッチすることで筋肉のポンプ作用を促すことができますの
で、疲労回復や下肢のむくみ解消などにも効果が期待できます。