親の介護に備える

突然始まることがある″親の介護″。
初めての介護に、
右往左往する子どもは
少なくありません。

そこで、介護が始まる前から知って
おきたいことについてご紹介します。

まずは「知ること」から

親の介護を考え始めるのは
子どもが何歳ぐらいからでしょうか。

祖父母の介護を見てきた人は
20代で考え始める人もいますが、
多くは40、50代だと思います。

子どもが50代なら親は80代前後で、
実際に介護が必要な場合も。

従って40代になったら、
親の介護を考えた方がいいでしょう。

では、何から備えるのか。

まずは「介護について知ること」
をお勧めします。

いい介護サービスを
受けられるかどうかは、
得ている情報次第で決まります。

何も知らずに介護に臨むと、
余計な負担を背負い、
心身の健康を害することに
なりかねません。

介護の4割は想定外

「介護は突然やってくる」
といわれますが、
ある調査によると、
要介護の家族がいる人の約4割が
「介護は想定外だった」と。

80歳を過ぎても元気な親がある日、
脳卒中で倒れ、
急に要介護状態になる
ケースはよくあります。

また厚生労働省によると、
要介護になった原因の第1位は
一昨年から認知症ですが、
特に親と別居で年に
1、2回しか会わない子どもには、
その発症に気付きにくいもの。

1年ぶりに帰省したら実家が
ゴミだらけで、
1人暮らしの親が認知症だった
という事例は少なくありません。

いずれも病気や状態によりますが、
長く入院できるとは限らず、
短いと3週間弱で退院を促されます。

次に、在宅介護か施設介護かを
選びますが、一般的に
「特別養護老人ホーム」は
人気が高く、
入所できるまでの平均期間は
今、1年3ヵ月ほど。

地域によって異なるものの、
希望しても1年以上は
在宅介護を頑張らねばならないでしょう。

要介護等の認定まで約1ヵ月かかる

漠然と「介護保険があるか
ら、なんとかなるだろう」と
いう考えは要注意。

医療保険とは違い、
介護保険でサービスを使うには、
まず「要介護認定」の
手続きが必要です。

本人の状態を判定するもので、
要介護や要支援の認定が終わるまで、
およそ1ヵ月。

ヘルパーや施設を介護保険で
自己負担が少なく利用できるのは、
それからです。

ただしヘルパーには、
頼めることと頼めないことがある
のも覚えておいてください。

例えば「主に家族が使う部屋の掃除」
「本人以外(家族)のための調理」
などは原則、介護保険のサービス適用外。

実際には原則通りにいかないことも
ありますが、頼む側も″良好な関係″
を築くことがいい介護につながる、
とい与点を意識したいものです。

困ったときは「地域包括支援センター」に相談

ともあれ、介護保険のサービスが、
介護者の味方になるのは事実。

どうすれば使えるのか分からなければ、
役所に聞いて近くの
「地域包括支援センター」
に行きましょう。

介護の相談のほか、
ケアマネジャー(ケアマネ)が
所属する「居宅介護支援事業所」も
紹介してくれます。

ケアマネは、必要なサービス内容を
見極め、介護の計画を作り、
状況をチェックする専門職。

誰がいいのか迷ったら、
近所の人の口コミを
参考にするのも有効です。

要介護認定の手続きを
ケアマネに聞くこともできます。

ただし親への認定調査には、
なるべく、子どもも同席を。

「○○できますか」との質問に、
普段は介助か必要な親が「できる」
と答えてしまい、
実態に合った認定結果が
出ないことがあるからです。

親が元気なうちに相談を

在宅介護では、主な介護者が
嫁や娘になるケースが多々あります。

嫁が姑を介護する苦労は
想像に難くありませんが、
娘が母を介護する場合も
円満にいくとは限りません。

娘には、昔の母親像と
現状の差が激しく、
気持ちが整理できないことも。

夫と暮らす家に母を連れてくると、
夫にも愚痴を言えず、
一人でストレスを抱え込みがちです。

一方、男性の介護者には、
介護で初めて家事を経験した
という人も多く、
日常生活の実務でつまずきがち。

仕事のように完璧を求めて
手抜きをしないことで、
疲れ果てる人も少なくありません。

これまで、介護サービスを
上手に使って在宅介護を続ける
″鍵″は、ケアマネにある
といわれてきました。

でも、病院でなく自宅で
「医療的ケア」を受ける人が
増えた今、訪問看護師の質も重要です。

よいケアマネ選びに加えて、
良心的な訪問看護師を
探しておくといいでしょう。

また、家族介護者らが集う
″介護者の会″で悩みを
話し合うことも大切。

仲間意識が自身の励みになるものです。

そして何より、最良の備えは、
親が元気なうちに″家族会議″で
介護の在り方を相談すること。

親の気持ちが変わることもありますが、
悔いのない介護にする
大事な第一歩なのです。

記事下

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