『SMAP×SMAP』の緊急生放送の内容は、もう殆どの方がご存知かと思います。
それに対する、各メディアの反応は「SMAP存続へ」「解散回避」「存続」
「SMAP、5人で存続宣言」「SMAP『空中分解』回避」「キムタク前向きに」などと
ポジティブな報じ方です。
しかし、あの生放送見るかぎり、そんな報道とは程遠い感じを受けた方も少なくない
のではと思います。
実際、木村拓哉さん以外のメンバー4人から発せられたのは謝罪の言葉のみで、
SMAPが今後も「存続する」「解散しない」などの発言は一切ありませんでした。
むしろ、もはやSMAPの分裂が回避不可能な事に対する謝罪のようさえ見えました。
今回の騒動を改めておさらいしておくと、事の発端は昨年1月にジャニーズ事務所の
メリー喜多川副社長が「週刊文春」(文藝春秋)のインタビューを受けていた最中に、
飯島三智マネージャーを呼びつけ、「SMAPを連れて出て行け」と面罵したことです。
その為、飯島氏が独立に追い込まれましたがその際、事務所側と正式に交渉していて、
昨年8月時点では飯島氏とともにSMAPが5人そろって円満独立することになっていました。
移籍先もバーニング系のケイダッシュと決定していて、権利関係の配分など、
弁護士を立てて細かい条件も詰まっている段階で、グループ名に関しても「SMAP」という
名称を独立後も使えるということで話はついていました。
この時点では、木村さんも独立するのが前提で、関連作品の権利配分についても
話し合いが進んでいましたが、12月になって、木村さんが残留に転じたことで、
「SMAP5人が円満退社」で進んでいたSMAP独立計画が崩れ、メリー氏の気も変わり
『絶対に独立なんてさせない』と言い出した為、他の4人が飯島氏側に回り事務所を
裏切ったという形になったものです。
このような経緯を見るかぎり、あの生放送でメンバー4人が公開処刑のように謝罪しなくては
いけない理由は見出せないのですが・・・。
そして、そういった状況を踏まえた上で、今回の生放送を見るとあれは、SMAPとして
ファンに対して謝罪するものでなく、4人に対して事務所や関係者へ謝罪をさせ、事務所に
対しての忠誠を誓わせたもの、という感じが強いです。
今後の展開はまだわかりませんが、とりあえずSMAPという形は残るかもしれませんが、
今までの国民的アイドルSMAPは、もう存在しないのかもしれないと思ってしまいます。