デジタルカメラやスマートフォンで写真は撮るけれど、ほとんど見返さない-そんな人にお勧めしたいのが、写真をかわいく装飾し、部屋に飾ったり、アルバムに収めたりするスクラップブッキング。
今回はスクラップフッキングの基本的な作り方、楽しみ方などについてご紹介します。
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必要な物のはこれだけ
スクラップフッキングに最低限必要な物は六つだけ。
・写真
・台紙
・はさみ、カッター
・カッターマット
・のり
・ペン
さまざまな模様が印刷された「パターンペーパー」や無地ペーパー、無地で厚みのある「カードストック」などは、台紙として使うほか、飾りにも活用します。
また、紙や写真をサイズに合わせて真っすぐ切れるペーパートリマーや定規、スタンプ、パンチ、両面テープなどもあると便利です。
ステッカーやマスキングテープなどデコレーションのアイテムは、カラフルで種類も豊富です。
これらのスクラップブッキングで使うアイテムは、ホームセンターや文房具店、写真店、通信販売などで購入することができます。
作ってみよう!
テーマを決める
まず初めに、「運動会」や「紅葉狩り」など作品のテーマを決めましょう。
テーマを決めたら、そのテーマの中で飾りたい写真を選びます。
写真は、そのままの形でもいいですが、必要な部分だけ切り取って使うこともあります。
メインとなる写真以外にも、切り取って素材として使う写真なども選ぶようにします。
使用する写真の枚数は、台紙の大きさ次第ですが、30㌢四方の台紙を使う場合は、2~3枚が目安です。
台紙から選ぼう
次に、テーマに合わせた素材選びです。
まずは台紙から選びましょう。
その後に、飾り付けに使う色紙やステッカーなどの材料を選びます。
テーマに合わせた色や形を選ぶことで、まとまりのある作品になります。
例えば「運動会」の作品には、青空をイメージした青や水色の台紙に雲の形に切った白い紙を貼ったり、「紅葉狩り」の作品なら、赤やオレンジ、茶色をべースに、葉っぱやドングリの形のステッカーなどでデコレーションしたりします。
配置考え下準備
台紙の上に写真を置き、おおよその配置を決めます。
配置も”こうしなければならない”という決まりはありません。
自由にイメージを膨らませましょう。
その上で、悩んだ場合は左右対称に写真を配置することで、バランスの良い作品になります。
また、写真を一回り大きい色紙に貼るなど、メインの素材としての下準備をしておきます。
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自由に飾り付け
下準備した写真とパターンペーパーやステッカーなどを、自分がイメージした通りに飾り付けていきます。
思い思いの形に切った、柄の異なるパターンペーパーなどを重ねてみたり、写真の角度で変化を付けたり、写真に写っている余計なものの上に飾りを付けたりと、アイデア次第で自由自在に作品を作ることができます。
写真を貼り付ける際、のりや両面テープを付ける場所は、四隅と中央で十分です。
タイトルを付ける
作品のテーマとなる言葉をタイトルとして付けましょう。
秋のイベントを作品とするときには「Autumn」と入れてみたり、家族写真のときは「Family」と入れてみたり。
アルファベットのステッカーも種類が充実しているので便利です。
スポンジ状の厚みのある両面テープを使うことで、立体的な作品に仕上げることができます。
手書きを添える
写真に関する情報やコメントを「ジャーナル」と呼びます。
これが作品にとって、とても重要なポイントになります。
写真を撮った日付や場所、その時のエピソードなどを記入するほか、写真を選んだ理由や写真に写っている人への思いを書きます。
”字が下手だから、手書きはちょっと……”と思う人もいるかもしれません。
しかし、手書きの字の方が愛情は伝わるもの。
一言でもいいのでぜひ添えてほしいと思います。
プレゼントにも
完成した作品は、パターンペーパーのサイズに合った額縁などのフレームに入れて、部屋に飾ってみましょう。
また、スクラップブッキング用のアルバムもあります。
新しい作品を作るたびにフレームの中を入れ替えて、作品をアルバムに加えていくことで、手作りの作品集になります。
スクラップフッキングの作品は、贈り物としても喜ばれます。
子どもの写真を両親にあげたり、共通の思い出を作品にして友達に贈ったり、送別会のサプライズプレゼントとして用意したり、心のこもった、世界でたった一つのプレゼントを作りましょう。
「クロパ」を開こう!
スクラップブッキングは、1人で作っても楽しいですが、本場・米国では何人かで集まって、それぞれが素材を持ち寄り一緒に作る「クロップパーティー」が人気です。
お茶を飲んだり、おしゃべりをしたりしながらみんなで作品を作る、とても楽しいパーティーです。
女性に限らず、男性も楽しめるイベントです。
ぜひ、今年の思い出を作品にする「クロパ」を開いてみてはいかがでしょうか。