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転居を「暮らしアップの」機会にする引っ越し術

社会

転勤や進学、就職など、年度が替わる今の時期は引つ越しのシーズンでもあります。

家財道具を運ぶ準備からさまざまな手続きまで、いかに楽に、効率よく進めるか。

今回は「引っ越し術」についてご紹介します。

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荷物の整理、グループ分け、箱詰めの順で効率良く

新生活をスタートする人が多い春は、引っ越しのハイシーズン。


2015年の東京都の統計では、1年間に都内へ転入する人の約3分の1が、


3月と4月の2ヵ月間に集中しています。
引っ越し業者がまだ決まらない人は早めに選びましょう。


時間に余裕のある人は繁忙期からずらしたり、日時を指定しなかったりすると、
安く抑えられます。


引っ越しですることは、家の中の荷物を転居先に運ぶことだけではありません。
電気やガス、水道など、引っ越したその日から使うライフラインの変更手続きも必要。
お子さんがいる家族の場合、転校の手続きもしておきます。


そのため、段取りをしっかり考えて進めることが大切です。


引っ越し作業は
①整理
②クルーピンクによる荷物の仕分け
③箱詰め
の3段階に分けられます。


家の中は、買ったもののあまり使わないままの物や、
人から頂いた物などで、いつの間にか〝
物だらけ〟になってしまいがち。


そこで、引っ越しを「整理のチャンス」と捉えて不要な物を整理すると、
引っ越し業者に作業を頼んだ際の料金も少しでも低く抑えることができます。


必要か不要かを判断する基準は「今、使っているかどうか」。
長くても1年間くらいが目安です。


もったいないからと、一人ではなかなか判断できない場合は、
親しい友人などと一緒に作業すると、思い切って仕分けできます。


しかし、最近は各地でごみの有料化が進んでいるため
〝ごみをたくさん出すと、経費がかさんでしまうのでは〟
と心配される方もいます。


こんな時はリサイクルショップの活用が効果的。
お皿や頂いたタイル、おもちや、本・雑誌などを買い取ってくれる場合があります。


また、友人が喜んでくれる物があれば、譲るのも一つの方法でしょう。


次に、荷造りは、シーズンオフの物、ほとんど使わない物、時々使う物、
毎日使う物にグルーピングして箱詰めしましょう。


その際、新居の間取りに合わせると、後が楽になります。


新居ですぐ使うティッシュペーパーやタオル、掃除道具、洗面用具、
着替え、学校や仕事で使う物は、「3日間、旅行するつもり」で、
旅行バッグなどにまとめて入れておくと便利です。


収納が済んでから、片付いた様子を撮影しておくと、
後の片付けの励みになるかもしれません。


ベランダや庭の物、照明器具、駐輪場の自転車などは運び忘れがちです。


また、クリーニングの回収や、レンタル品の返却にも注意しましょう。


引っ越しは手間がかかる作業。
しかし考え方によっては、暮らしアップの機会にもなります。
無理のない計画を立てながら、家族で分担し合い、
有意義な引っ越しにしていきたいものです。
荷造りのポイント。重い物は小さな箱、軽い物は大きな箱に


荷造りのポイントは、押し入れの実にしまっている物、
オフシーズンの洋服、思い出の品など「普段使っていない物からしまうこと」。


段ボールに詰めた順に番号を振っていけば、直前まで使っていた、
大きな番号の箱から開けていけばいいので便利です。


その際、ハンガーに訃けている洋服は、そのまま箱詰めした方が作業が楽な上、
しわも付きにくくなります。


引っ越し業者によっては専用の段ボールを用意している場合があります。


また、本や食器などの重い物は小さめの箱に、
洋服など比較的軽い物は大きめの箱に詰めると運びやすくなります。


箱の中身や、どの部屋に運ぶのかが分かるように段ボールの
側面などに書いておくと効率的です。
皿は1枚ずつ包んで縦に入れると割れにくい


割れやすい皿などはどのように収納すればいいのでしょうか。


食器同士が直接触れることが割れる原因です。


その衝撃を吸収するために、新聞紙を丸めて隙間に詰めて
緩衝材とすることもできます。


インクが手に付く心配がある場合はクレープ紙でもいいです。


また、薄く伸はした発泡スチロールのようなミラーマットや、
「プチプチ」ともいわれる気泡緩衝材、
子どもが持っているぬいぐるみなども有効です。


陶器などの皿は、面倒でも一枚一枚包んで縦に入れるのがポイント。


また、段ボール箱が上下に揺れた際、浮き上がって上から落ちてくるお皿と、
下から跳ね返ってきたお皿に挟まれた中央のお皿に大きな力が加わって
割れてしまうため、皿を上下に重ねるのはNG。


箱を持ち上げたときにバランスを崩さないように、
左右で重みに偏りが出ないようにすると、
割れる危険性をより抑えることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事前に間取りと配線を確認

●家具のサイズが新居と合わない!

今住んでいる所と転居先の間取りや配線がまったく同じ
というケースはほとんどありません。


特に、持ってきた家具が、転居先のスペースと合わなかったり、
新居にクローゼットがあって、持ってきたたんすが余ってしまったり
などした場合は、思わぬデッドスペースを生んでしまいます。


また、家具がコンセントや部屋のスイッチなどを
ふさいでしまうこともあります。


引っ越しの前に、不動産業者から転居先の配線の詳細を教えてもらうか、
実際の間取りを目で確認しておくことが、部屋のスペースの有効活用になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

機器の複雑な配線はどうするか?

●本体と端子に番号を振って識別

テレビやオーディオ、パソコンなどの音響・映像機器は
複雑な配線になっています。


それぞれのコードと機器の端子に、接続先がすぐ分かるように
テープで番号や記号を振ったり、スマートフォンのカメラ等で
撮影したりしておくと、再配置する時に便利です。

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、パソコンなどの精密機器は、購入時の箱にしまうのが望ましいですが、
無理な場合、万が一を考えてデータのバックアップを取っておくと安心です。

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引っ越しのやることリストとスケジュール例

さまざまな作業が必要となる引っ越しは、
作業の流れをあらかじめシミュレーションしておくと、
スムーズに進めることができます。


日にちを決めて、効率的に行うことが疲れないポイント。
詳細は、引っ越し業者のホームページなどでも公開されています。

①引っ越しが決まったら

◇今住んでいる住宅の管理会社に退去の連絡をする
(駐車場を借りている場合は忘れないように)

◇(引っ越し業者に依頼する場合)引っ越しの見積もり・予約をする
※電話やインターネットを活用して数社に見積もりを依頼し、比較・検討しましょう

◇(自力で引っ越す場合)トラックや大型車を手配する

◇転校届を出す

◇新居の下調べ

◇梱包用品の準備、箱詰めの開始

◇粗大ごみを処分する

◇家電製品・パソコンなどの処分

◇転居はがきの作成

②10日前までに

◇郵便物の転送手続きを行う

◇新聞、牛乳、食材の宅配サービス等の住所変更届を行う

◇インターネットの移設を手配する

◇固定電話の移転を手配する

◇新居の家財配置図を作成

③1週間前までに

◇転出届を出す

◇電気、ガス、水道の移転手続き

◇金融機関の移転手続き

◇NHK、ケーブルテレビヘの移転連絡

◇ペット類(犬)の登録変更手続き

④前日までに

◇冷蔵庫、洗濯機などのコンセントを抜き、水抜きと庫内の掃除を行う

◇テレビなどの映像機器・オーディオ機器の配線を外し、まとめる

◇当日持っていく貴重品、当日すぐに使うものをまとめてねく

◇石油ストーブの灯油を抜き取る

◇パソコン内の電子ファイルをバックアップする。
個人情報を「暗号化」または「パスワード設定」する

◇ごみ出し

⑤当日

【旧居でやること】
◇近隣へのあいさつ

◇電気のブレーカーを落とす

◇ガス使用停止の立ち会い

◇電気、ガス、水道料金の精算

◇忘れ物の確認

◇鍵の返却

【新居でやること】
◇管理人へのあいさつ

◇近隣へのあいさつ
(単身女性では控えるのが無難)

◇電気の使用開始

◇ガス開栓の立ち会い

◇水道の使用開始

⑥引っ越し後、1~2週間以内に

◇転居届、転入届を出す

◇転入学届を出す

◇公共料金の引き落とし手続き

◇自動二輪・自動車の登録変更

◇運転免許証などの住所変更

◇ペット類(犬)の登録変更届
※手続き方法が市区町村によって異なる場合がありますので、
確認してからご利用ください。

引っ越し後のポイント

転居後の移動に滑り止め付き軍手を

引っ越し業者に家具を設置してもらった後、
「もう少し移動させたい」と思うことはありませんか?


そうした時に便利なのが軍手。


特に、手のひらに滑り止めのゴムが付いたものがお薦めです。


家具を少し傾けて、家具の側にゴムが付いた手のひらの面を、
床の側を反対の面にして敷くと、家具を動かしやすくなります。


また、転居元を退去する際に部屋を掃除しますが、
ぬれ雑巾ではかえって汚れを染み込ませてしまう場合があるので、
はたきなどで初めに落とした方が、きれいになります。


油汚れなどを拭いて落とすのは難しいもの。
削った方が汚れがよく落ちます。

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