立った姿勢や座った姿勢を長時間続けていると、体の筋肉がこわばってしまい、とても窮屈な感じを受ける人は多いと思います。
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これが仕事などで普段から毎日のように同じ姿勢をとり続けてしまうと、ある特定の筋肉が硬くなってしまい、姿勢が崩れてしまったり、腰や背中などに張りや痛みを感じたりすることになります。
特に気になるのが、お尻周りの筋肉です。お尻を覆っている大腎筋と呼ばれる筋肉が硬くなってしまうと、お尻が落ちた状態になって背中が丸まってしまい、腰椎に負担がかかって腰痛の原因ともなります。また崩れた姿勢は見た目にも老けた印象を与えてしまいがちです。
大腎筋は歩くときや立ったり座ったりするときなど、日常動作には欠かせない筋肉です。
筋肉は常に動かしていると適度に伸び縮みを繰り返しますが、同じ姿勢を保ち続けると、やがて筋肉の柔軟性は低下してしまいます。ウォーキングなどの軽い運動を行った後や、お風呂上がりで体が温まっているときに大賢筋のストレッチを行うようにしましょう。
今回は座った状態で行うものと、椅子に座って行う2種類のストレッチをごしょうかい紹介します。
座った状態で行う場合は、お尻を床につけ、足を肩幅程度に広げて手を後方について、バランスをとるようにして座ります。そこから片方の足首をもう片方の膝に乗せるようにし、前から見て4の字を作るようにします。そして、膝を胸になるべく近づけるようにして、お尻の部分を伸ばします。
このとき背中が丸まらないように注意しましょう。伸びていると感じるところで10~15秒程度保持し、また元の姿勢に戻ります。反対側も同様に行い、これを2~3セット繰り返します。
椅子を利用して行う場合も同じように、片方の足首をもう片方の膝に乗せて行います。
上に乗せた方の膝を同じ側の手で外に軽く押すようにし、体を前に倒していくと、よりお尻の部一分がストレッチされると思います。
大腎筋は硬くなりやすい部位の一つですので、普段からストレッチを行うようにしましょう。