頭がぼうっとしたり、フワッとしたりするような「めまい」。
病気ではないのにキーンとした「耳鳴り」が続くといった耳の不調。
こんな症状は、本人にとっては大変つらいものです。
ぜひ、今回ご紹介するツボ押しを毎日続けてみてください。
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【頭の藪陰】(あたまのきょういん)
耳の奥にある三半規管の中には、リンパ液が入っています。
体が傾くと中のリンパ液が傾き、脳が傾きを知覚する仕組みです。
「めまい」がして、頭がぐるぐると回っているように感じる場合は、この平衡感覚を調整する
三半規管がうまく機能していない可能性があります。
このような、めまいの症状には、まずは耳の後ろ側にあるツボ「頭の藪陰」を押すと症状が和らぎます。
藪陰とは「耳の穴の後ろ」という意味。
頭痛や疲れ目の痛み、耳が聞こえにくいときにも効果があります。
また、耳の後ろはリンパ節のあるエリア。
頭の藪陰のツボから、顎下のリンパに向けたリンパマッサージを併用すれば、さらに効果は高まります。
【耳門】(じもん)
とても不快な耳鳴りですが、中耳炎や内耳炎などの耳の病気、血圧や気圧の異常、疲れやストレスによって引き起こされるなど、原因は人によってさまざまなので、その対処法も一概にはいえません。
まずは耳鼻科を受診して専門医に判断してもらうことをおすすめします。
特に病気がないのに耳鳴りがするのは、精神的なストレスが関与している場合がほとんどです。
そんなときほどツボ押しが大活躍します。
耳の穴近くにあるツボ「耳門」は耳の血行をよくして機能を正常に戻してくれる働きがあります。
耳門は、文字通り耳の門戸という意味で、耳のトラブル全般に効果があるほか、歯の痛みにも効きます。
また、ツボ押しと一緒にやっていただきたいのが、リンパストレッチです。首をゆっくり左、右、前に倒します。
それぞれ、首の筋肉が伸びていることを意識して各5秒ずつやってみてください。
血液やリンパの流れが良くなり、耳鳴りも緩和されていきます。